イーベイが決算受け下落 第2四半期の見通しが予想下回る=米国株個別

材料
2024年5月2日 22時49分

(NY時間09:48)(日本時間22:48)

イーベイ<EBAY> 49.93(-1.13 -2.21%)

eコマースのイーベイ<EBAY>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。総取扱額(GMV)も予想を上回っている。ただ、予想を下回る第2四半期の見通しを示したことが嫌気されている。競争激化のeコマース市場で存在感を失い続けているのではないかという懸念を強める結果となった。

アナリストは業績は堅調と見ているが、第2四半期の見通しは弱いと指摘している。「業績は全ての主要指標で予想を僅かに上回ったが、見通しはコンセンサスや投資家の期待を僅かに下回った」と述べている。

同社は近年、アマゾン<AMZN>やウォルマート<WMT>に米国での市場シェアを大きく奪われているが、激戦のeコマース部門で頭角を現すため、自動車部品、高級品、再生家電に注力してきた。この戦略は一定の成果を上げており、これらのカテゴリーはここ数四半期、全体よりも急速な成長を遂げている。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):1.25ドル(予想:1.21ドル)

・売上高:25.6億ドル(予想:25.3億ドル)

・総取扱額(GMV):186.2億ドル(予想:183.6億ドル)

・アクティブ・バイヤー:1.32億人(予想:1.31億人)

・FCF:4.72億ドル(予想:4.00億ドル)

(4-6月・第2四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.10~1.15ドル(予想:1.14ドル)

・売上高:24.9~25.4億ドル(予想:25.6億ドル)

(通期見通し)

・FCF:20億ドル以下

・20億ドル超の自社株買いを目標

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.