エッツィが決算受け大幅安 裁量支出の縮小が依然逆風との見方=米国株個別
(NY時間10:12)(日本時間23:12)
エッツィ<ETSY> 58.09(-11.66 -16.71%)
工芸品やビンテージ品のeコマースを手掛けるエッツィ<ETSY>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高は予想範囲内だったものの、商品総取扱高(GMS)およびEBITDAは予想を下回った。
同社は見通しについて「下半期のGMSは小幅に加速すると思われる。売上高の伸びはGMSの伸びを上回り、通期の売上高は現行水準と同等かそれ以上になると予想している」と述べた。また「通期のEBITDAマージンは昨年の実績と同程度かそれ以上となる見込だ」とも語った。
ただ、アナリストは「裁量支出の縮小が同社にとって依然として逆風になっており、ガイダンスが弱含みであることからも明らかなように、引き続き収益の圧迫要因となる可能性がある」と評している。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益:0.48ドル(予想:0.49ドル)
・売上高:6.46億ドル(予想:6.46億ドル)
・商品総取扱高(GMS):29.9億ドル(予想:30.2億ドル)
・テイクレート:21.6%(予想:21.3%)
・EBITDA(調整後):1.68億ドル(予想:1.69億ドル)
【企業概要】
米国内外でオンラインマーケットプレイスを運営する。家庭用品や家具・ジュエリーやアクセサリー・アパレル・クラフト用品・紙製品・パーティー用品・美容関連用品などを取り扱い、他のマーケットでは見かけないようなアイテムも出品されており、モバイルデバイスからの購入も可能である。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース