ドアダッシュが決算受け大幅安 予想下回るEBITDA見通しを嫌気=米国株個別
(NY時間10:36)(日本時間23:36)
ドアダッシュ<DASH> 110.56(-16.90 -13.26%)
フード・デリバリーサービスのドアダッシュ<DASH>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高、EBITDAとも予想を上回った。注文件数や受注額も予想を上回っている。
ただ、株価はネガティブな反応。第2四半期のEBITDA見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。同社株はこの1年で倍以上上昇しており、物足りない見通しとなったようだ。
アナリストは「通期の上振れ見通しが立たないことで、またもや予想が外れた。ただ、売上高のエンゲージメントの傾向は堅調で、事業全体のユニットエコノミクス(単位当たり収益性)が改善しているにもかかわらず、EBITDAのマルチプルは底値付近で推移している。そのため、下値では押し目買いを推奨する」と述べている。
(1-3月・第1四半期)
・1株損益:-0.06ドル(予想:-0.06ドル)
・売上高:25.1億ドル(予想:24.5億ドル)
・粗利益率(調整後):48.7%(予想:48.6%)
・EBITDA(調整後):3.71億ドル(予想:3.68億ドル)
・FCF:4.87億ドル(予想:4.10億ドル)
・注文件数:6.20億件(予想:6.08億件)
・マーケットプレイス受注額:192.4億ドル(予想:187.3億ドル)
(4-6月・第2四半期見通し)
・EBITDA(調整後):3.25~4.25億ドル(予想:3.94億ドル)
・マーケットプレイス受注額:190~194億ドル(予想:191億ドル)
【企業概要】
米国・カナダ・オーストラリアで、地域の食品・飲食店を支える配達プラットフォームを運営する。地域の加盟店・消費者・配達雇用者の相互作用によって成り立つプラットフォームを通じて、加盟店へのニーズに沿ったサービス、消費者へのオンライン注文・配達・店舗受取、配達雇用による収入の機会を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース