ブロックが決算受け上昇 通期ガイダンスを上方修正 ビットコインの再投資も好感=米国株個別
(NY時間09:51)(日本時間22:51)
アムジェン<AMGN> 313.83(+35.44 +12.73%)
ブロック<SQ> 74.47(+4.17 +5.93%)
決済サービスのブロック<SQ>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。キャッシュアプリが予想を上回っている。ガイダンスも公表し、第2四半期のEBITDA見通しが予想を上回ったほか、通期も上方修正した。
アナリストは「第1四半期の決算は直近と同様に期待を上回った。堅調なEBITDAの伸びは、厳格なコスト管理、社内の効率化イニシアティブ、事業閉鎖、社内の強力な実行力によるところが大きい」と述べている。
同社はまた「ビットコインから得た利益の一部を再投資する」と述べたことも好感されている。同社は毎月、ビットコイン製品で得た粗利益の10%を投資用のビットコイン購入に充てると株主宛の書簡で述べた。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.85ドル(予想:0.71ドル)
・経常収益:59.6億ドル(予想:58.5億ドル)
決済ベース:15.1億ドル(予想:15.5億ドル)
サブスク&サービスベース:16.8億ドル(予想:16.5億ドル)
キャッシュアプリ:41.7億ドル(予想:40.2億ドル)
・総取扱額:544.3億ドル(予想:555.8億ドル)
・EBITDA(調整後):7.05億ドル(予想:5.90億ドル)
(4-6月・第2四半期見通し)
・EBITDA(調整後):6.70~6.90億ドル(予想:6.41億ドル)
・営業利益:3.05~3.25億ドル(予想:2.71億ドル)
(通期見通し)
・EBITDA(調整後):27.6億ドル(従来:26.3億ドル超)(予想:26.7億ドル)
・営業利益:13億ドル(従来:11.5億ドル超)(予想:11.8億ドル)
【企業概要】
米国・カナダ・日本など幅広い地域のサービス・食品関連・小売などの多様な個人事業主から多店舗企業と幅広い規模の販売者向けに、ソフトとハードウェアに金融サービスを組み合わせ販売者を支援するコマースエコシステムと決済サービスを提供する。また、個人向けの金銭管理Cash Appも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース