【市場反応】米4月ISM非製造業景況指数は予想外の50割れ、仕入れ価格は上昇、ドル売り一服
米供給管理協会(ISM)が発表した米4月ISM非製造業景況指数は49.4と、3月51.4から改善予想に反して予想外の50割れと活動の縮小域に落ち込んだ。22年12月来で最低。仕入れ価格指数は59.2と、1月来で最高。物価の高止まりが指数を押し下げた。消費は米国経済の7割を占めるため今後景気が減速する可能性が示唆された。
事前に発表された米4月サービス業PMI改定値は51.3と、速報値50.9から予想以上に上方修正され昨年11月来で最低となった。同月総合PMI改定値は51.3と、速報値50.9から上方修正された。
米国債相場は伸び悩み。10年債利回りは4.45%まで低下後、4.53%まで上昇。ドル売りは一服した。ドル・円は雇用統計を受け151円86銭まで下落後、152円89銭まで反発。ユーロ・ドルは1.0811ドルの高値から1.0756ドルまで反落した。ポンド・ドルは1.2634ドルから1.2541ドルまで反落した。
【経済指標】
・米・4月ISM非製造業景況指数:49.4(予想:52.0、3月:51.4)
・米・4月サービス業PMI改定値:51.3(予想:51.0、速報値:50.9)
・米・4月総合PMI改定値:51.3(速報値:50.9)
《KY》