明日注目すべき【好決算】銘柄 ヨシコン、セレス、BBタワー (2日大引け後 発表分)
5月2日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ヨシコン <5280> [東証S] ★今期経常は16%増で2期連続最高益・3円増配を計画、自社株買いも発表
◆24年3月期の連結経常利益は前の期比91.0%増の32.7億円に拡大し、従来予想の25億円を上回って着地。続く25年3月期も前期比16.1%増の38億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期はDX化推進・業務フローの見直しといった生産性向上の取り組みや原価低減の効果が利益を押し上げた。今期は新規分譲マンションや事業用不動産の開発・販売、上場不動産投資法人向け収益不動産の売却などに注力し、売上高290億円と前期比21.2%の大幅増収を見込む。
業績好調に伴い、前期の年間配当を51円→55円(前の期は50円)に増額し、今期も前期比3円増の58円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数の2.82%にあたる20万株または3億円を上限に自社株買いを実施することも明らかにした。
エバラ食品 <2819> [東証S] ★前期経常を24%上方修正
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の21億円→26億円に23.8%上方修正。減益率が34.0%減→18.2%減に縮小する見通しとなった。外食産業の継続的な回復や価格改定効果によって業務用商品の売上高が計画を上回ったほか、家庭向けポーション調味料の販売が伸びたことが寄与。コスト管理に取り組んだことも上振れにつながった。
セレス <3696> [東証P] ★今期経常を25%上方修正
◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の16億円→20億円に25.0%上方修正。増益率が31.5%増→64.3%増に拡大する見通しとなった。持ち分法適用関連会社であるビットバンクの利益計上に伴う投資利益3.7億円が発生することが利益を押し上げる。
BBタワー <3776> [東証S] ★1-3月期(1Q)経常は黒字浮上で着地
◆24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は1億6700万円の黒字(前年同期は5200万円の赤字)に浮上して着地。データセンターにおけるサービス全体の構造改革実施でコンピュータプラットフォーム事業の損益が改善したことが寄与。投資事業組合運用益や投資有価証券売却益を計上したことも利益を押し上げた。
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株探ニュース