バークシャー 手元流動性が再び過去最高更新 株価は横ばい=米国株個別
(NY時間09:34)(日本時間22:34)
バークシャー<BRK/B> 402.76(+1.89 +0.47%)
バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が土曜日に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、大型投資案件が乏しい中で手元流動性が再び過去最高を更新した。第1四半期末の現金保有高は1890億ドルに達し、昨年末の記録を上回った。
営業利益は保険事業が寄与し増加した。営業利益が予想を上回った。金利上昇と穏やかな天候で保険引受利益と投資利益の増加に助けられた。
同社は近年、アリゲニー買収やオキシデンタル・ペトロリアム<OXY>の株式購入などを進めたが、大型案件探しに苦慮している。
株主総会でバフェット氏は「現金保有高が第2四半期末には2000億ドルに達するが、目立った変化をもたらす買収のチャンスはほとんど見当たらない」と述べた。
バフェット氏は「投資したいが、リスクがほとんどなく、大儲けできるような案件でない限り、投資はしない」と述べた。その上で、カナダ投資を検討していると付け加えた。
(1-3月・第1四半期)
・営業利益:112.2億ドル(予想:98.9億ドル)
保険引受事業:26.0億ドル
保険・投資事業:26.0億ドル
鉄道事業:11.4億ドル
その他管理事業:30.9億ドル
非支配事業:4.05億ドル
その他:6.73億ドル
・純利益:127億ドル
・保険フロート:1680億ドル
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース