東京株式(前引け)=大幅反発、米株急伸に追随し上値追い鮮明
7日前引けの日経平均株価は前営業日比452円59銭高の3万8688円66銭と大幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億3336万株、売買代金概算は2兆3868億円。値上がり銘柄数は1061、対して値下がり銘柄数は545、変わらずは44銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスクオンの地合いが鮮明となり、日経平均株価は急反発し一時600円超の上昇で3万8800円台まで上値を伸ばす場面があった。大型連休明けとなった東京市場だが、この間に米国株市場がNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅に水準を切り上げたことから、これに追随する動きとなった。一時急速に円高が進んだ外国為替市場でも、足もとでドルが買い戻され円安方向に押し戻されていることで、ハイテク株などにマイナス材料とはなっていない。一方、米株市場で半導体関連が人気となったことを受け、東京市場でも同関連株に買いが誘導され全体指数を押し上げた。
個別ではレーザーテック<6920>が大きく買われ、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>なども上げ足を強めた。ファーストリテイリング<9983>も高い。さくらインターネット<3778>が値を飛ばし、TOWA<6315>も物色人気。ラクス<3923>が急伸をみせ、ユナイテッドアローズ<7606>も大幅高。半面、ソシオネクスト<6526>が冴えず、三菱商事<8058>も売り優勢。ソニーグループ<6758>も軟調。曙ブレーキ工業<7238>が売られ、山崎製パン<2212>も売られた。第一三共<4568>、日本酸素ホールディングス<4091>なども売りに押された。