東京鉄は後場上げ幅拡大、前期配当増額と上限13万株の自社株買いを材料視
東京鐵鋼<5445>は後場に上げ幅を拡大した。7日午後2時、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績と配当予想を開示した。このうち配当に関し、前期の期末配当を従来の予想から40円増額して220円(年間270円)としたうえで、今期の年間配当予想は235円とした。加えて、取得総数13万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.46%)、取得総額5億円を上限とする自社株買いの実施も発表。これらを材料視した買いが入ったようだ。
自社株の取得期間は9日から6月28日まで。24年3月期は売上高が前の期比0.5%増の796億1700万円、最終利益が同2.2倍の78億8700万円となり、それぞれ計画を上回って着地。出荷価格の上昇やコスト削減効果が奏功し、増収増益となった。25年3月期については、売上高が前期比3.6%増の825億円、最終利益が同12.5%減の69億円となる見通しを示した。