イーガーディがS高カイ気配、配当増額と株主優待制度の新設をポジティブ視
イー・ガーディアン<6050>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1675円でカイ気配となっている。7日の取引終了後、配当方針の変更と株主優待制度の新設を発表。これをポジティブ視した個人投資家の買いが集まった。新たな配当方針では、連結配当性向30%程度を目安とすることを明記し、24年9月期の年間配当予想を4円増額して31円(前期比5円増配)に見直した。株主優待制度では、毎年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、継続保有期間1年未満の場合は5000円相当、1年以上の場合は8000円相当のQUOカードを贈呈する。
一方、同社は24年9月期の連結業績予想の下方修正も発表した。今期の売上高予想は133億円から115億300万円(前期比3.4%減)に引き下げたほか、経常利益予想は19億5000万円から17億5100万円(同3.1%減)に見直し、増益予想から一転減益を見込む。フィンテック関連において一部案件の需要が落ち着いたことや、既存案件の売り上げの減少を補うのに想定よりも時間を要した影響などを、業績予想に織り込んだ。