アイエスビーが4連騰でもみ合い脱却へ、株主還元強化と新中計に期待
アイ・エス・ビー<9702>が地合い悪の間隙を縫って4日続伸、1400円近辺は滞留出来高の突出したもみ合いゾーンだが、満を持してここを上放れる兆しをみせている。通信制御ソフト開発を主力に手掛け、携帯端末通信や車載向け、医療向けなどで実績が高い。官公庁からの案件獲得でも実績が高い。24年12月期業績はトップラインは増収見通しながら営業利益は前期比1割減の24億7000万円予想と減益を見込む。ただ、期初見通しからは上方修正されており、今期配当についても従来計画に4円増額した46円とすることを開示、3%超の配当利回りは評価材料となっている。また、新中期経営計画として26年12月期営業利益27億円目標を掲げており、中期的な業績の伸びしろに期待した買いも誘導している。