東京株式(前引け)=大幅反落、値がさハイテク株への売り目立つ
8日前引けの日経平均株価は前営業日比531円71銭安の3万8303円39銭と大幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億1557万株、売買代金概算は2兆571億円。値上がり銘柄数は474、対して値下がり銘柄数は1132、変わらずは44銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に売り優勢の地合いとなった。日経平均は朝方軟調にスタートした後も下げ幅を広げ、取引終盤の午前11時過ぎに改めて売り直され、この日の安値圏で前場の取引を終えている。前日の米国株市場が上昇一服となったことを受けて実需の買いが入りにくく、日経平均は前日の上昇分の大半を吐き出す形となっている。半導体関連など値がさハイテク株の下げが目立つ。値下がり銘柄数は1100を上回り全体の7割近い銘柄が下落した。
個別ではディスコ<6146>が軟調、トヨタ自動車<7203>が値を下げ、任天堂<7974>も大きく売りに押される展開に。ソニーグループ<6758>も下値を探る動き。ファーストリテイリング<9983>も安い。リコー<7752>が大幅安、JMDC<4483>の下げも目立つ。半面、ソシオネクスト<6526>が逆行高、霞ヶ関キャピタル<3498>も急速に上値を追った。オリエンタルランド<4661>が高く、ローツェ<6323>も買われた。インソース<6200>はストップ高に買われる人気。チャーム・ケア・コーポレーション<6062>、横河電機<6841>なども大幅高。