グリコの24年12月期は一転最終減益の見通し、基幹システム障害で
江崎グリコ<2206>は8日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想の下方修正を発表した。売上高は3510億円から3360億円(前期比1.0%増)、最終利益は150億円から110億円(同22.2%減)にそれぞれ見通しを引き下げる。最終利益は増益予想から一転、減益となる見込み。基幹システム障害の発生に伴う商品の出荷停止の影響を織り込んだ。5月中旬の出荷再開を目指していたチルド商品について、同社は出荷停止期間を延長すると1日に発表。現時点でも再開時期は未定としている。システム障害の問題は特定できているとし、再開のメドが立ち次第、改めて公表する方針を示している。