トリップアドバイザーが大幅安 特別委員会が買収提案を否定=米国株個別
(NY時間14:54)(日本時間03:54)
トリップアドバイザー<TRIP> 17.87(-7.61 -29.87%)
オンライン旅行のトリップアドバイザー<TRIP>が大幅安。同社の特別委員会が、「会社と株主にとって最善の利益をもたらす第3者との取引はないと判断した」と発表したことが失望感に繋がっている。アポロ・グローバル<APO>が同社の買収に関心を示していると伝わっていた。
同社はまた、取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を上回っている。
アナリストは「第1四半期の業績を見ると、EBITDAはコンセンサス予想を僅かに上回っていた。これはブランドホテルが予想を上回ったためだが、ビアターがコンセンサスを大きく下回ったことで一部相殺された」と述べている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.12ドル(予想:0.05ドル)
・売上高:3.95億ドル(予想:3.94億ドル)
既存事業:2.40億ドル(予想:2.44億ドル)
ブランドホテル:1.59億ドル(予想:1.68億ドル)
体験・ダイニング:0.36億ドル(予想:1.55億ドル)
ビアター:1.41億ドル(予想:1.38億ドル)
・EBITDA(調整後):4700万ドル(予想:4700万ドル)
・FCF:1.23億ドル(予想:0.57億ドル)
【企業概要】
米国内外において、オンライン旅行サイトの運営を行う。オンライン上で宿泊施設・観光ツアー・レストラン等を比較・予約できるサービスを提供する。旅行代理店・ホテル、その他の広告を掲載し、クリック数に基づく報酬等で収益を得る。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース