長瀬産はカイ気配スタート、今期増収増益・増配予想で自社株買いも
長瀬産業<8012>はカイ気配スタート。8日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比4.4%増の9400億円、営業利益を同19.2%増の365億円と発表。配当予想も前期比5円増の85円を見込んでおり、これを好感した買いが膨らんでいる。
想定為替レートは1ドル=148円、1元=20円とした。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比1.4%減の9001億4900万円、営業利益が同8.2%減の306億1800万円だった。塗料原料や電子業界向け原料、OA・ゲーム機器業界向け樹脂の販売減などが響いた。
あわせて、取得上限550万株(自己株式を除く発行済み株数の4.82%)、または100億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は5月9日から10月31日まで。加えて5月31日付で300万株の自社株消却を行う。更に株主還元方針の変更を明らかにし、新たに総還元性向100%とする方針を打ち出した。