ファンケルが急反発、今期は5期ぶり最高益更新見通しで好感
ファンケル<4921>が急反発し、2000円台に乗せた。8日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示。今期の最終利益は前期比13.2%増の100億円と、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示し、好感されたようだ。
売上高は同6.9%増の1185億円を計画する。化粧品関連事業ではファンケル化粧品においてマーケティング投資を実施し新規顧客の獲得を図るほか、アテニア化粧品では新商品や商品のリニューアルにより売り上げ拡大を図る。海外では中国の越境ECの継続的な成長を見込むほか、一般貿易販売も開始する。栄養補助食品関連事業でもブランディング・商品育成を図る。
同時にファンケルは中期経営計画も公表した。27年3月期に売上高を1330億円、営業利益を190億円(25年3月期見通しは145億円)に伸ばす目標を掲げている。