話題株ピックアップ【夕刊】(3):群馬銀、アオイ電子、ガンホー

注目
2024年5月10日 15時18分

■群馬銀行 <8334>  1,061.5円  +101.9 円 (+10.6%)  本日終値

9日に決算を発表。「今期経常は18%増で2期連続最高益、6円増配へ」が好感された。

群馬銀行 <8334> [東証P] が5月9日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比14.3%増の437億円になり、25年3月期も前期比17.6%増の515億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

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同時に発表した「1.65%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の1.65%にあたる650万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月10日から6月14日まで。

■アオイ電子 <6832>  2,598円  +248 円 (+10.6%)  本日終値

アオイ電子<6832>が後場に入って切り返し急。同社はきょう午後1時ごろ、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業損益は10億5000万円の黒字(前期は15億4800万円の赤字)を見込んでいることが買い手掛かりとなったようだ。売上高は前期比7.5%増の365億円となる見通し。生産性向上・効率化、徹底したコストダウンなどの取り組みを強化するとともに、高い成長性が見込まれる市場向けに経営資源を積極的に投下していくという。

■ガンホー <3765>  2,659.5円  +250 円 (+10.4%)  本日終値

9日に発表した「3.98%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の3.98%にあたる230万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月10日から6月21日まで。現在保有の自己株220万株に加え今回取得した全株を6月28日付で消却する。

■アイネット <9600>  2,259円  +208 円 (+10.1%)  本日終値

9日に決算を発表。「今期経常は10%増で2期連続最高益、3円増配へ」が好感された。

アイネット <9600> [東証P] が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比34.9%増の29.3億円に拡大し、25年3月期も前期比9.9%増の32.2億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収になる。

⇒⇒アイネットの詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「5.16%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の5.16%にあたる82万5000株(金額で16億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月10日から5月16日まで。うち80万株を5月10日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。

■エスリード <8877>  3,760円  +330 円 (+9.6%)  本日終値

エスリード<8877>が後場一段高となり、年初来高値を更新した。同社はきょう午後2時ごろ、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比22.1%増の142億円としていることや、年間配当計画を前期比20円増配の170円としていることが好感されたようだ。売上高は同22.7%増の985億円を見込む。良質なマンション供給体制を着実に成長させるとともに、マンション周辺事業を更に拡充する方針。また、その他の不動産事業の積極的な拡大成長を推し進め、不動産ソリューションにも取り組むとしている。

■コナミグループ <9766>  10,290円  +873 円 (+9.3%) 一時ストップ高   本日終値

コナミグループ<9766>が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は9日取引終了後、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比5.3%増の845億円としていることや、年間配当計画を前期比1円増配の132円としていることが好感されたようだ。売上高は同5.5%増の3800億円となる見通し。主力のデジタルエンタテインメント事業が堅調に推移するとみているほか、アミューズメント事業の伸長を見込んでいる。なお、24年3月期通期の連結決算は売上高が前の期比14.6%増の3603億1400万円、営業利益が同73.8%増の802億6200万円で着地した。また、期末配当を従来計画比7円増額の69円にすると発表。これにより、中間配62円とあわせた年間配当は131円(前の期は124円)となる。

■メルカリ <4385>  1,918円  +160 円 (+9.1%)  本日終値

9日に決算を発表。「非開示だった今期最終は120億円へ」が好感された。

メルカリ <4385> [東証P] が5月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年6月期第3四半期累計(23年7月-24年3月)の連結最終利益は前年同期比98.2%増の87.5億円に拡大した。

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■藤田観光 <9722>  7,250円  +550 円 (+8.2%)  本日終値

9日に決算を発表。「今期経常を一転20%増益に上方修正・34期ぶり最高益更新へ」が好感された。

藤田観光 <9722> [東証P] が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比40倍の21.7億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の58億円→85億円(前期は70.8億円)に46.6%上方修正し、一転して20.0%増益を見込み、一気に34期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

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■ダイキン工業 <6367>  24,685円  +1,860 円 (+8.2%)  本日終値

ダイキン工業<6367>が続騰し年初来高値を更新した。9日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示し、最終利益が前期比2.6%増の2670億円となる見通しを示した。前期に続き最終利益は最高益更新を計画する。また、前期の配当を10円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比70円増配の320円とした。世界的な空調メーカーとしての業績の安定感とともに、大幅増配の計画を示したことも評価され、資金が流入したようだ。今期の売上高は同3.3%増の4兆5400億円を見込む。想定為替レートは1ドル=138円、1ユーロ=150円とした。主力の空調事業では国内、欧州、米州、アジアで増収を計画する。

■栗田工業 <6370>  6,748円  +508 円 (+8.1%)  本日終値

9日に決算を発表。「今期最終は13%増で3期連続最高益、8円増配へ」が好感された。

栗田工業 <6370> [東証P] が5月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終利益は前の期比45.0%増の291億円に拡大し、25年3月期も前期比13.1%増の330億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増益になる。

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■トラースOP <6696>  385円  +80 円 (+26.2%) ストップ高   本日終値

トラース・オン・プロダクト<6696>がストップ高。同社は9日取引終了後、人工知能(AI)による電力削減ソリューション「AIrux8」の技術が国内で特許として登録されたと発表。これが材料視されたようだ。この特許は、AIrux8の電力削減アルゴリズムに関するもの。特許登録により、AIrux8の技術は国内でも唯一無二のソリューションとなり、戦略販売パートナーの販売活動を含め顧客に対する一層の信頼感が得られることにつながるとしている。

■セレス <3696>  2,191円  +400 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値

セレス<3696>がストップ高。日本最大のポイントサイト「モッピー」や自社アフィリエイトを運営し、暗号資産販売所も展開している。ポイントサイトは粗利率改善で収益性が高まっているほか、化粧品やヘルスケアなどを取り扱うDtoCビジネスも前期からのヒット商品が寄与する形で業績を押し上げている。9日取引終了後に発表した、24年12月期第1四半期(24年1~3月)決算は最終利益が前年同期比4.1倍の8億3200万円と急拡大をみせた。通期予想の12億円に対する進捗率もほぼ7割に達しており、これがポジティブサプライズとなって投資マネーを呼び込んでいる。

●ストップ高銘柄

アルファ <4760>  1,653円  +300 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値

芝浦メカトロニクス <6590>  6,820円  +1,000 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

エスライングループ本社 <9078>  1,028円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値

など、17銘柄

●ストップ安銘柄

JTOWER <4485>  2,905円  -700 円 (-19.4%) ストップ安   本日終値

Jワランティ <7386>  4,500円  -1,000 円 (-18.2%) ストップ安   本日終値

アトム <7412>  721円  -150 円 (-17.2%) ストップ安   本日終値

など、3銘柄

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