東京株式(前引け)=小幅続伸、朝安後持ち直すも上値重い
13日前引けの日経平均株価は前営業日比14円48銭高の3万8243円59銭と小幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億1361万株、売買代金概算は2兆3774億円。値上がり銘柄数は755、対して値下がり銘柄数は844、変わらずは47銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は方向感の定まりにくい展開で、日経平均株価は前週末終値をはさみ右往左往する地合いに。一時フシ目の3万8000円台を下回る場面もあったが、その後は持ち直し、前引けは小幅ながらプラス圏で着地している。ただ、上値は重い。前週末の欧州株市場が全面高に買われ、米国株市場でもNYダウが8日続伸と上値追いを続けているが、日本株は機関投資家とみられる持ち高調整の売りに押され、これに追随する動きとはなっていない。前場は値上がり銘柄数を値下がり銘柄が上回っている。
個別ではレーザーテック<6920>が堅調、ディスコ<6146>も買い優勢。TOWA<6315>は急騰した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を上げた。ソフトバンクグループ<9984>が買われ、任天堂<7974>も強い動き。ユニプレス<5949>、メイコー<6787>、東京計器<7721>などがストップ高人気。半面、トヨタ自動車<7203>が冴えず、東京電力ホールディングス<9501>も売り優勢、KOKUSAI ELECTRIC<6525>も安い。ミツバ<7280>、パイオラックス<5988>がストップ安に売られ、JCRファーマ<4552>、クオールホールディングス<3034>も急落した。