古河電はカイ気配スタートで新値更新にらむ、前期営業大幅上振れ着地で今期倍増見通し
古河電気工業<5801>が大口の買い注文に寄りつかずカイ気配スタート、前週末につけた年初来高値の更新をにらんでいる。13日取引終了後に発表した24年3月期決算は営業利益が前の期比28%減の111億7100万円だったが、従来計画の50億円から大幅に上振れして着地した。また、25年3月期の業績予想については車載ハーネスの拡販など自動車部品が牽引する形で利益採算が急回復、営業利益は前期比2.2倍の250億円を見込んでいる。これを好感する買いが集中した。同社株は年初から25日移動平均線をサポートラインとする一貫した下値切り上げチャートを形成、同社株は日経225採用銘柄だが、4月以降に日経平均株価が値を崩した後も上昇トレンドを維持していた。きょうは好決算見通しを受け同移動平均線を足場に一段の上値追い態勢に入った。