建設技研が一時S高、第1四半期営業利益は6割増益で通期計画に対する進捗率73%
建設技術研究所<9621>が4連騰して一時ストップ高の5510円に買われた。13日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高291億8900万円(前年同期比17.9%増)、営業利益61億700万円(同63.2%増)、純利益44億3700万円(同60.1%増)と大幅増収増益となったことが好感されている。
河川・砂防・ダム・上下水道系や交通システム系、情報電気系などで高収益かつ大型の業務が完成計上されたことが寄与した。なお、営業利益の通期計画に対する進捗率は73%に上るが、第2四半期以降の国内外の発注環境や海外の景気動向が不確実であるとして、24年12月期通期業績予想は、売上高890億円(前期比4.4%減)、営業利益84億円(同16.1%減)、純利益61億円(同19.0%減)の従来見通しを据え置いている。