ユニオンツルがS高カイ気配、稼働率向上で24年12月期は一転最終増益の見通し
ユニオンツール<6278>がストップ高の水準となる前営業日比705円高の5280円でカイ気配となっている。13日の取引終了後、24年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正し、最終利益が43億円(前期比39.7%増)と、これまでの計画に対し16億円上振れする見通しとなったと発表。減益予想から一転、増益の見通しとなり、ポジティブ視されたようだ。
通期の売上高予想はこれまでの計画を27億円増額し289億円(同14.1%増)に見直した。生成AI関連市場が拡大するなか、データセンターに設置されるサーバー向けパッケージ基板や高多層基板の需要が拡大し、ユニオンツルの高付加価値工具の引き合いが強まっていると言及。ロジック半導体やメモリー向けの需要回復状況は不透明であるとしながらも、業界全体の需要が想定よりも旺盛になると見込み、稼働率向上による効果が想定できるようになった。円安基調に伴い想定為替レートも1ドル=140円に変更した。