東応化が急反落、第1四半期は増収増益も材料出尽くし感
東京応化工業<4186>が急反落している。13日の取引終了後に発表した24年12月期第1四半期連結決算は、売上高450億1700万円(前年同期比17.0%増)、営業利益57億9300万円(同7.4%増)、純利益35億9900万円(同66.9%増)と増収増益となったものの、材料出尽くし感から売られているようだ。
半導体市況の緩やかな回復を受けて、半導体前工程用フォトレジストの先端材料やKrFレジストの売り上げが増加したほか、パッケージ材料、WHS(ウエハーハンドリングシステム)関連材料が堅調に推移。また、新興市場やアジア各地域での旺盛な需要を受けて高純度化学薬品も伸長した。売上高の増加に加えて、為替が円安に推移した効果もあり増益となった。
なお、24年12月期通期業績予想は、売上高1792億円(前期比10.4%増)、営業利益268億円(同18.0%増)、純利益176億円(同38.4%増)の従来見通しを据え置いている。