注目銘柄ダイジェスト(前場):サワイグループHD、大林組、アドベンチャーなど

市況
2024年5月14日 11時45分

サワイグループHD<4887>:6480円(+835円)

一時ストップ高。前日に24年3月期の決算を発表、営業利益は186億円で前期比16.0%増となり、5月10日の修正値に沿った着地へ。一方、25年3月期は260億円で同39.6%増の見通し、2ケタの売上成長を見込んでおり、市場予想を大きく上回る水準とみられる。また、9月末に1:3の株式分割を実施することも発表、分割を考慮すると、25年3月期年間配当金53円となり、前期比10円弱の増配となる。

ユニオンツール<6278>:5030円(+455円)

ストップ高買い気配。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は14.2億円で前年同期比49.2%増となり、上半期計画は従来予想の17億円から26億円、同26.9%増に、通期では37億円から55億円、前期比45.6%増にそれぞれ上方修正している。データセンターのサーバー向けパッケージ基板および高多層基板の需要が拡大しており、高付加価値工具に対する需要が急速に増加しているもよう。

堺化学<4078>:2520円 カ -

ストップ高買い気配。前日に24年3月期の決算を発表、営業利益は29.4億円で前期比33.2%減と従来予想の19億円を大幅に上回る着地となった。高収益率の製品の出荷が重なったことが要因。25年3月期は54億円で同83.5%増と大幅増益予想。さらに新中期計画を発表しており、27年3月期営業利益は90億円を目標としている。また、株主還元方針はDOE3%を目安とすることに変更、25年3月期配当金は前期比55円増の125円を計画。

大林組<1802>:1908円(+231.5円)

大幅反発。前日に24年3月期の決算を発表、営業利益は794億円で前期比15.4%減となり、従来予想の740億円を上回っている。25年3月期は930億円で同17.2%増の見通しで、市場コンセンサスを50億円程度上振れ。国内建築の受注拡大や粗利益率の好転を見込んでいるもよう。年間配当金の目安をDOE5%程度としていることで、前期年間配当金は前期比33円増の75円、今期は5円増の80円と計画している。

アイロムG<2372>:2273円 カ -

買い気配。MBOの実施を発表している。ブラックストーン系企業のビー・エックス・ジェイ・ビー・ワンHDが完全子会社化を企図してTOBを実施、TOB価格は2800円で前日終値比49.5%のプレミアムとなっている。TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きが優勢に。豪州における競争法に基づく必要な許認可等取得まで最短で4週間程度かかる見込みであることから、6月中旬頃を目途にTOBを開始することを目指しているもよう。

アドベンチャー<6030>:3990円(+700円)

ストップ高。80万株(25.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は10.63%。取得期間は14日から8月30日まで。また、従来未定としていた24年6月期の営業利益予想を15.00億-20.00億円(前期実績29.00億円)と開示している。収益予想は220.00億-230.00億円(同200.27億円)と増収を見込むものの、M&Aや海外子会社設立等による一時的なコスト発生で減益となる見通し。

網屋<4258>:2310円 カ -

ストップ高買い気配。24年12月期第1四半期(24年1-3月)の営業利益を2.26億円と発表している。説明資料によると、前年同期比38.5%増。自動車関連企業のセキュリティ事故を契機に業界全体がセキュリティをガイドライン化し、網屋のデータセキュリティ製品が推奨製品として採用された結果、受注が増加した。通期予想は前期比15.4%増の4.19億円で据え置いた。進捗率は53.9%に達している。

カバー<5253>:2080円(+365円)

大幅に続伸。東証プライム市場への市場区分変更申請に向けた準備を行っていると発表している。中長期的な成長と企業価値の向上実現が目的。また、25年3月期の営業利益予想を前期比31.8%増の73.00億円と発表している。VTuberビジネスやIPビジネスの確立、クリエイター経済圏の拡大で業績拡大を見込む。24年3月期の営業利益は62.0%増の55.36億円で着地した。マーチャンダイジング分野やライブ・イベント分野などが好調だった。

《ST》

提供:フィスコ

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