【市場反応】米4月PPI、予想上回りドル買い優勢
米4月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.5%となった。3月-0.1%からプラス改善し伸びは予想+0.3%を上回った。ただ、3月分は-0.1%と、速報の+0.2%から下方修正された。前年比では+2.2%と、予想通り1年ぶり最大の伸びとなった。3月分は+1.8%と、+2.1%から下方修正された。
変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数も前月比+0.5%と、3月-0.1%から予想以上に伸びが拡大。3月分は+0.2%から-0.1%へ下方修正。コア指数は前年比+2.4%。伸びは昨年8月来で最大の伸びで予想+2.3%も上回った。
予想を上回った結果を受けて利下げ先送り観測が一段と強まり長期金利は上昇。ただ、3月分の下方修正を受けて、伸びも限定的となった。ドル買いが強まり、ドル・円は156円40銭から156円74銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0768ドルまで下落後、1.0811ドルへ上昇する荒い展開となった。
【経済指標】
・米・4月生産者物価指数:前月比+0.5%(予想:+0.3%、3月:-0.1%←+0.2%)
・米・4月生産者物価コア指数:前月比+0.5%(予想:+0.2%、3月:-0.1%←+0.2%)
・米・4月生産者物価指数:前年比+2.2%(予想:+2.2%、3月:+1.8%←+2.1%)
・米・4月生産者物価コア指数:前年比+2.4%(予想:+2.3%、3月:+2.1%←+2.4%)
《KY》