椿本チが急反騰、1株から3株への株式分割と自社株買い、増配発表などを好感
椿本チエイン<6371>が急反騰し年初来高値を更新している。14日の取引終了後に9月30日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したほか、上限を180万株(発行済み株数の5.02%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。自社株の取得期間は6月3日から来年3月31日までで、取得した全ての自社株は25年3月31日に消却する予定だ。
また、同時に発表した25年3月期連結業績予想で、売上高2800億円(前期比4.9%増)、営業利益230億円(同8.2%増)と6期ぶりの営業最高益更新を見込み、配当予想は中間99円・期末47円と実質増配としたことも好材料視されている。
自動車エンジン用タイミングチェーンシステムなどモビリティ事業が引き続き伸長するほか、モーションコントロールの復調を見込む。なお、24年3月期決算は、売上高2668億1200万円(前の期比6.1%増)、営業利益212億6200万円(同12.0%増)だった。