シライ電子が急伸、増配計画打ち出し高配当利回り着目の買いを誘う
シライ電子工業<6658>が急伸している。14日の取引終了後、24年3月期の連結決算と25年3月期の業績・配当予想を開示した。このうち配当に関し、前期の配当を7円増額したうえで、今期の年間配当予想を前期比4円増配の30円とした。配当利回りは足もとで4.8%台と高水準であることに加え、今期は増収増益見通しを示しており、買いを誘う格好となったようだ。
25年3月期の売上高は前期比0.6%増の290億円、最終利益は同0.9%増の15億円を見込む。あわせて中期経営計画も公表し、27年3月期に売上高を330億円、最終利益を17億円とする目標を掲げた。自動車向けやインドなどの成長市場を見据えて技術開発や新規開拓を進めるとともに、アルミベース基板やフラットプラグ基板など、高品質・高付加価値分野に注力しビジネスチャンスの拡大を図る。