酒井重工業---24年3月期は増収・2ケタ増益、期末配当金の増配を発表
酒井重工業<6358>は14日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.0%増の330.20億円、営業利益が同32.4%増の33.18億円、経常利益が同42.8%増の33.24億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同44.0%増の24.40億円となった。
日本では、売上高は前期比4.7%減の234.11億円、営業利益は同17.5%増の9.83億円となった。グループ企業向け製品・部品輸出が増加したものの、国内販売及び製品輸出が減少した。ただし収益構造改革が進展した。
米国では、売上高は前期比24.6%増の97.21億円、営業利益は同68.7%増の11.62億円となった。高水準の建設投資に対して販売が好調に推移した。
インドネシアでは、売上高は前期比1.8%減の68.85億円、営業利益は同20.1%増の10.04億円となった。インドネシアでは、国内販売が好調に推移する一方で第三国向け輸出が減少した。
中国では、売上高は前期比24.6%増の19.79億円、営業利益は同56.2%増の2.09億円となった。中国国内市場が低迷する一方で、グループ企業向け製品・部品輸出を拡大した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.1%減の330.00億円、営業利益が同17.7%減の27.30億円、経常利益が同18.8%減の27.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.0%減の18.30億円を見込んでいる。
同日、2024年3月期の期末配当金について、直近の配当予想より15.00円増配の1株当たり195.00円とすることを発表した。これにより通期の配当金は1株当たり285.00円(前期比85.00円増)となる。
《SI》