ダウ先物は小幅高 次を見極めたい雰囲気も=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:56)(日本時間21:56)
ダウ先物 40027(+17.00 +0.04%)
S&P500 5324.50(+4.25 +0.08%)
ナスダック100先物 18680.75(+30.75 +0.16%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小幅高で推移している。今週の米消費者物価指数(CPI)を始めとした一連の経済指標を受けて市場はFRBの利下げ観測を強め、短期金融市場では9月と12月の年内2回の利下げを見込んでいる。これを受けて米株式市場はリスク選好を再び加速させ、前日のダウ平均は一時4万ドル台に乗せる場面が見られた。
ただ、FOMC委員は姿勢を変えておらず、直近伝わっている委員の発言は、インフレの動向をなお確認する必要があり、現段階では高金利継続が好ましいとし、利上げに慎重姿勢を強調している。本日はこの後、ウォラー、カシュカリ、デーリーの3名のFOMC委員の発言が予定されている。
そのような中で米株式市場は次の展開を見極めたい雰囲気を強めている。来週はエヌビディア<NVDA>の決算が22日に予定されており、その内容および反応を確認したい面もありそうあだ。
テイクツー・インタラクティブ<TTWO>が時間外で下落。人気ゲーム、グランド・セフト・オート(GTA)シリーズの最新作「GTA6」の発売時期を2025年秋と発表し、これに伴い25年度(25年3月期末)のブッキングの見通しを下方修正した。
ソーシャルメディアのレディット<RDDT>が時間外で大幅高。前日引け後にオープンAIとの提携を発表した。レディットのコンテンツをオープンAIのチャットGPTなどに取り込み、AIの新機能を追加できるようにする。
ミーム株が時間外で続落。ゲームストップ<GME>が取引開始前に暫定決算を公表し、再び売りが強まっている。AMC<AMC>も続落。
(NY時間09:06)(日本時間22:06)時間外
レディット<RDDT> 62.67(+6.29 +11.16%)
テイクツー・インタラクティブ<TTWO> 145.11(-0.97 -0.66%)
ゲームストップ<GME> 22.54(-5.13 -18.54%)
AMC<AMC> 4.56(-0.08 -1.72%)
アップル<AAPL> 189.90(+0.06 +0.03%)
マイクロソフト<MSFT> 422.55(+1.56 +0.37%)
アマゾン<AMZN> 184.05(+0.42 +0.23%)
アルファベット<GOOG> 175.25(-0.18 -0.10%)
テスラ<TSLA> 174.08(-0.76 -0.43%)
メタ<META> 471.31(-1.92 -0.41%)
エヌビディア<NVDA> 946.00(+2.41 +0.26%)
AMD<AMD> 167.93(+5.31 +3.27%)
イーライリリー<LLY> 773.55(+2.43 +0.32%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース