ヒムズ&ハーズ・ヘルスが大幅高 月199ドルの模倣減量薬を発表=米国株個別
(NY時間13:03)(日本時間02:03)
ヒムズ&ハーズ<HIMS> 19.04(+4.47 +30.68%)
ヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が大幅高。月199ドルの模倣減量薬を発表した。同社はバイアグラのような大衆薬の安価なジェネリック医薬品を簡単に購入できるようにしたことで僅か数年で10億ドル近い売上を達成。その経験を活かして今度は減量薬に参入しようとしている。
ノボ・ノルディスク社の「ウェゴビー」は保険なしで1カ月約1350ドル、イーライ・リリー<LLY>のゼップバウンドも同様の価格となっている。同社はウェゴビーと同じ有効成分の治療薬を月199ドルで提供すると発表。現在ブランド薬へのアクセスを制限している供給不足とコストに悩まされることなく、減量薬にアクセスできるようになると述べている。
GLP-1は少なくとも2032年まで特許で保護されており、ジェネリック医薬品はまだ販売されていない。しかし、同社や他の企業は回避策を見つけた。米国では供給不足が蔓延していることから、FDAはこれらの模倣薬を作ることを許可している。
同社のドゥダムCEOは「この先、減量分野の大部分を占めることになる。われわれの信念は、調剤は正しく行えば非常に安全に行えるということだ」と述べた。
【企業概要】
ヘルスケア向けのクラウドベースのテクノロジーを設計・構築。セクシャルヘルス、脱毛・皮膚科、プライマリーケア、ビヘイビアヘルスなどの専門分野におけるケアの為に、独自のウェブサイト、遠隔医療プラットフォーム、電子カルテシステム、薬局との連携で、モバイルファーストのサービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース