21日の株式相場見通し=続伸、米半導体株の上昇が追い風に

市況
2024年5月21日 8時01分

21日の東京株式市場で日経平均株価は続伸する見通しだ。前日の米株式市場でNYダウは反落。JPモルガン・チェース<JPM>最高経営責任者(CEO)のジェイミー・ダイモン氏が投資家向け説明会で早期の退任を示唆し、自社株買いに関して後ろ向きな発言をしたことを受けて同社株が大幅安となったことが重荷となった。一方、アナリストによる目標株価引き上げがあったエヌビディア<NVDA>が買われ、半導体株は軒並み高。ナスダック総合株価指数は最高値を更新した。米ハイテク株の頑強ぶりが投資家のリスク許容度を高めるなか、ドル円相場は1ドル=156円台前半とドル高・円安方向に振れており、東京市場では半導体関連や輸出株を中心に買いが優勢となりそうだ。一方、22日に予定されるエヌビディアの決算内容を見極めたいとのムードもあり、朝高後は様子見機運が強まりやすく、短期筋による仕掛け的な売買で株価指数が上下に振れる展開も想定される。半導体関連のほか注目されるのが損保株だ。前日の取引終了後に各社は相次いで自社株買いなど積極的な株主還元策を発表している。株価がポジティブな反応を示した場合、投資家心理を支えることとなりそうだ。日経平均株価は取引時間中、3万9200円から3万9600円の範囲で推移するとみられている。

20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比196ドル82セント安の3万9806.77ドルと反落。ナスダック総合株価指数は同108.908ポイント高の1万6794.874だった。

日程面では、国内では4月首都圏マンション市場動向が公表される予定。日銀が「金融政策の多角的レビュー」に関する第2回ワークショップを開催する。海外ではユーロ圏で3月の経常収支、貿易収支などが発表される予定。米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁など米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言機会も控えている。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2024年05月21日 08時11分

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.