ダウ先物は小幅安 エヌビディアや議事録待ち=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間09:03)(日本時間22:03)
ダウ先物 39927(-17.00 -0.04%)
S&P500 5325.00(-6.75 -0.13%)
ナスダック100先物 18706.50(-56.50 -0.30%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小幅安で推移している。明日のエヌビディア<NVDA>の決算とFOMC議事録を控えて、米株式市場は様子見の雰囲気が強まっているようだ。
前日のエヌビディアの株価は上昇し、ナスダック指数を最高値に押し上げたが、今回の決算はAIの追い風を後押しするとの声がある一方、2-4月期の売上高見通しは243%増が見込まれているが、今年の株価が90%上昇していることを考慮すると、期待には不十分との反応になる可能性を懸念する声も少なくない。
投資家はコモディティ価格にも注目しており、商品指数は2023年1月以来の高値に接近している。ただ、いまのところはインフレが緩和を続け、FRBをはじめとする主要中銀が年内に利下げに踏み切るという確信を揺るがすまでには至っていない。
先ほどウォラーFRB理事とボスティック・アトランタ連銀総裁の発言が伝わったが、ウォラー理事は利上げには否定的な見解が示されたものの、利下げには良好なインフレあと数カ月必要との認識を示していた。ボスティック総裁は「第4四半期前の利下げはないだろう」と述べていた。
ホームセンター2位のロウズ・カンパニーズ<LOW>が決算を受け時間外で上昇。既存店売上高が予想ほどの減収を示さなかったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。個人のDIYは落ち込んだものの、業者向けおよびオンラインの売上げで一部相殺された。
百貨店のメーシーズ<M>が決算を受け時間外で上昇。1株利益が予想を上回ったほか、予想を上回る第2四半期の1株利益の見通しを示したほか、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正した。
サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>が時間外で下落。第4四半期の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。ビリング(未収請求を考慮した売上高)、売上高、1株利益とも予想を下回る見通しを示した。
(NY時間09:13)(日本時間22:13)時間外
メーシーズ<M> 19.73(+0.63 +3.30%)
ロウズ<LOW> 235.00(+5.83 +2.54%)
パロアルト<PANW> 302.30(-21.47 -6.63%)
アップル<AAPL> 191.40(+0.36 +0.19%)
マイクロソフト<MSFT> 426.51(+1.17 +0.28%)
アマゾン<AMZN> 182.51(-1.03 -0.56%)
アルファベット<GOOG> 177.96(-0.50 -0.28%)
テスラ<TSLA> 174.35(-0.60 -0.34%)
メタ<META> 466.79(-2.05 -0.44%)
エヌビディア<NVDA> 946.50(-1.30 -0.14%)
AMD<AMD> 165.20(-1.13 -0.68%)
イーライリリー<LLY> 786.37(+3.19 +0.41%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース