ロウズが決算 業者向けがDIYを補う ただ、株価は下落=米国株個別

材料
2024年5月21日 23時18分

ホームセンター2位のロウズ・カンパニーズ<LOW>が取引開始前に2-4月期(第1四半期)決算を発表し、既存店売上高が予想ほどの減収を示さなかったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、既存店売上高や1株利益、売上高は従来の予想を維持した。個人のDIYは落ち込んだものの、業者向けおよびオンラインの売上げで一部相殺された。

アナリストは「業者向け部門が5四半期連続でアウトパフォームしている。また、1株利益のアウトパフォームに寄与した販管費にも注目される」と述べた。また、「在庫は健全なようだ」とも語った。

ただ、時間外で株価は上昇していたものの、通常取引に入って売り優勢となっている。エリソンCEOはアナリストとの会見で「金利やインフレを巡る不確実性が引き続き住宅設備の需要の重荷となっており、商品よりも裁量的なサービスを好む傾向がある」と述べたことが嫌気されている模様。

この春は小規模な庭や芝生のプロジェクトが人気だが、消費者は大きな買い物には手を出さないままだと述べている。

(2-4月・第1四半期)

・既存店売上高:-4.1%(予想:-5.6%)

・1株利益(調整後):3.06ドル(予想:2.94ドル)

・売上高:213.6億ドル(予想:211.3億ドル)

・粗利益率(調整後):33.2%(予想:33.5%)

・営業利益率(調整後):12.4%(予想:12.3%)

(通期見通し)

・既存店売上高:-2~-3%を維持(予想:-2.4%)

・1株利益(調整後):12.00~12.30ドルを維持(予想:12.18ドル)

・売上高:840~850億ドルを維持(予想:845億ドル)

・営業利益率(調整後):12.6~12.7%(予想:12.6%)

【企業概要】

米国各地の店舗で建築資材を販売し、ホームデコレーション、修繕、修理、改築、不動産管理関連の製品を網羅する住宅関連用品小売り会社。ホームセンター運営会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.