話題株ピックアップ【夕刊】(1):Kudan、ゼビオHD、クスリアオキ

注目
2024年5月22日 15時10分

■Kudan <4425>  3,110円  +504 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値

Kudan<4425>がストップ高。午前11時30分ごろ、日本の大手自動車メーカー系列である米国のロボット企業が、Kudanの人工知覚技術(KudanSLAM)を搭載した自動搬送ロボット製品の販売を決定したと発表しており、これが好材料視された。製品の発売は今秋ごろを予定しているという。今回の技術採用を通して、同ロボット企業の製品は従来よりも幅広い環境にて安定して正確に空間を認識し自律走行できるようになり、次世代自律走行ロボット(AMR)の実用性とその普及環境を大きく拡大させることが期待されるという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■ゼビオホールディングス <8281>  1,057円  +107 円 (+11.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

ゼビオホールディングス<8281>は急騰。21日取引終了後、取得上限300万株(自己株式を除く発行済み株数の6.79%)、または40億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は5月22日から来年5月9日まで。これを好感した買いが集まった。あわせて「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」を開示した。2024~26年度に既存店活性化や新規出店、低効率事業の縮小や撤退、保有資産の再評価と流動化の推進などに取り組む。株主還元については機動的な自己株式取得の実行、長期安定配当の継続を掲げた。

■クスリアオキ <3549>  3,149円  +50 円 (+1.6%)  本日終値

クスリのアオキホールディングス<3549>は反発。21日の取引終了後、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが、クスリアオキの株式を買い増していたことが判明し、これを手掛かり視した買いが入ったようだ。同日付で関東財務局に提出された変更報告書によると、保有比率は6.83%から9.67%に上昇した。保有目的は「ポートフォリオ投資及び重要提案行為」。報告義務発生日は14日となっている。

■雪印メグミルク <2270>  2,559円  +24 円 (+1.0%)  本日終値

雪印メグミルク<2270>が3日続伸。21日の取引終了後、買収防衛策の廃止を決議したと発表した。買収防衛策は株主価値を損なうケースもあることから、株主重視の経営判断を好意的に受け止めた投資家の買いが入ったようだ。6月26日に開催を予定する定時株主総会の終結時をもって、買収防衛策を廃止する。国内外の機関投資家など、株主の意見を踏まえて判断したという。

■積水樹脂 <4212>  2,356円  +17 円 (+0.7%)  本日終値

積水樹脂<4212>が続伸。21日の取引終了後、英投資ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドが積水樹脂の株式について、新たに5%を超えて保有していることが判明し、これを思惑視した買いが入ったようだ。同日に関東財務局に提出された大量保有報告書によると、共同保有者をあわせた保有比率は5.05%となった。報告義務発生日は14日。保有目的の項目には「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと」などと記載している。

■資生堂 <4911>  4,783円  +21 円 (+0.4%)  本日終値

資生堂<4911>は反発。SMBC日興証券が21日、資生堂の目標株価を5700円から6200円に引き上げた。投資評価は最上位の「1」を継続する。国内では価格改定の効果などが期待されるほか、日本や中国での構造改革の影響や日本国内の化粧品市況の追い風もあり、第2四半期(4~6月)以降は株価の本格回復局面として注目されると指摘。25年12月期の営業利益予想について、同証券はこれまでの834億円から857億円に増額修正した。

■フリー <4478>  2,799円  +8 円 (+0.3%)  本日終値

フリー<4478>が反発。21日の取引終了後、100%子会社フリーファイナンスラボを7月1日付で吸収合併すると発表しており、好材料視された。金融サービスと請求書処理をはじめとする支出管理関連プロダクトの一体的な提供や更なるサービスの向上を図ることが目的としている。

■岡三証券グループ <8609>  768円  +2 円 (+0.3%)  本日終値

岡三証券グループ<8609>が反発。21日の取引終了後、子会社である岡三証券が、地域金融機関など金融商品仲介業者向けに証券プラットフォーム事業を開始すると発表しており、好材料視された。証券プラットフォーム事業は、岡三証券が総合証券会社として有するミドル・バック機能や多様な取扱商品・サービスを金融商品仲介業者へ提供するもの。これにより、金融商品仲介業者は、地域密着などの強みを生かした顧客との強固なリレーションはそのままに、同社グループのリソースを活用することで、負担を低減しつつ多様な金融サービスを提供することが可能になる。その一方、同社にとってもリテール金融ビジネスのポテンシャルを中長期的に広く取り込むことができるようになるとしている。なお、事業開始は9月30日を予定している。

■タムロン <7740>  8,100円  +20 円 (+0.3%)  本日終値

タムロン<7740>が底堅い動き。21日の取引終了後、自社株40万株(発行済み株数の1.71%)を5月29日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は2300万株となる。

■ディップ <2379>  2,633円  +4 円 (+0.2%)  本日終値

ディップ<2379>が6日ぶりに反発。21日の取引終了後、生成AIを活用した日本初の対話型バイト探しサービス「dip AIエージェント」を開始すると発表しており、好材料視された。プログラムされた規則やロジックに基づいて応答を生成する従来のチャットボットとは異なり、生成AIを活用してより自然な応答を生成し、対話を通じて最適な仕事に出会うことを目指すとしている。

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