ターゲットが決算受け下落 ウォルマートに比べて見劣りとの指摘=米国株個別
(NY時間09:35)(日本時間22:35)
ターゲット<TGT> 142.26(-13.52 -8.68%)
総合ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が下落。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高、売上高とも予想範囲内だったものの、1株利益は予想を下回った。
ガイダンスも公表し、予想を下回る第2四半期の既存店売上高および1株利益の見通しを示したほか、通期の1株利益の見通しも予想を下回った。先週発表された競合のウォルマート<WMT>などの競合他社のガイダンスに比べて下振れしていた点が失望感に繋がっている模様。
アナリストは「決して悪い決算ではないが、先週のウォルマートに比べれば見劣りする」と述べている。「ウォルマートの決算は消費者がストレスを感じている時に、その巨大なスケールと食料品フランチャイズを利用してトラフィックを促進し市場シェアを獲得していることを示していた」とも語った。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:-3.7%(予想:-3.7%)
店舗:-4.8%(予想:-4.6%)
デジタル:+1.4%(予想:-0.7%)
・1株利益(調整後):2.03ドル(予想:2.05ドル)
・売上高:241.4億ドル(予想:241.3億ドル)
・粗利益率:27.7%(予想:27.4%)
・EBITDA(調整後):20.4億ドル(予想:19.7億ドル)
(5-7月・第2四半期見通し)
・既存店売上高:0~+2.0%(予想:+1.9%)
・1株利益(調整後):1.95~2.35ドル(予想:2.19ドル)
(通期見通し)
・既存店売上高:0~+2.0%(予想:+0.9%)
・1株利益(調整後):8.60~9.60ドル(予想:9.44ドル)
【企業概要】
生鮮食品、ドライ・グロサリー、乳製品、冷凍品などの一般的な商品を販売し、自社クレジットカードも発行する米国の総合ディスカウントストア。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース