アナログ・デバイセズが決算受け上昇 予想上回る見通し示す 循環的回復の始まりと楽観視=米国株個別

材料
2024年5月23日 4時40分

(NY時間15:37)(日本時間04:37)

アナログ・デバイセズ<ADI> 237.10(+20.46 +9.44%)

アナログおよびデジタル信号処理用の半導体を手掛けるアナログ・デバイセズ<ADI>が上昇。取引開始前に2-4月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第3四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益および売上高の見通しを示している。

同社のローチCEOは「幅広い顧客基盤における在庫の合理化が安定しつつあり、第3四半期に順次成長に戻る道筋が見えてきた」と述べた。「循環的な回復の始まりであると楽観視している」とも語った。

アナリストは「今回の結果は産業用およびコンシューマー向けの好調を反映しているが、それは通信および自動車向けの不振により相殺された。ただ、引き続き第3四半期の成長再開を見込んでいる」と述べている。

(2-4月・第2四半期)

・1株利益(調整後):1.40ドル(予想:1.27ドル)

・売上高:21.6億ドル(予想:21.1億ドル)

産業用:10.1億ドル(予想:9.48億ドル)

通信:2.41億ドル(予想:2.53億ドル)

自動車機器:6.58億ドル(予想:6.66億ドル)

消費関連:2.45億ドル(予想:2.40億ドル)

・粗利益率(調整後):66.7%(予想:67.1%)

・営業利益率(調整後):39.0%(予想:37.7%)

(5-7月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.40~1.60ドル(予想:1.35ドル)

・売上高:22.6~22.8億ドル(予想:21.7億ドル)

【企業概要】

産業・通信・自動車・消費者産業用半導体の設計・製造・販売を行う。感知・測定・接続・解釈・電力供給・セキュリティ要件を満たす革新的製品を、OEM・米国政府・政府系プライムコントラクターや特定の産業顧客向け直販や、代理店販売をする他、オンライン販売も行う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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