デルが4日続伸 来週の決算でのストレージとサーバー部門への期待高まる=米国株個別
(NY時間11:32)(日本時間00:32)
デル<DELL> 163.97(+10.40 +6.77%)
デル・テクノロジーズ<DELL>が4日続伸。前日に失速してしまったAI関連株だが、本日は買い戻しが出ている。前日の市場ではエヌビディア<NVDA>の好決算で序盤はムードが高まっていたものの、全体相場が失速したことからAI関連株もエヌビディア以外は下げに転じてしまった。
そのような中でデルはアナリストの推奨もあり上昇を維持していたが、本日も買いが膨らんでいる。ここ数日商いを伴って上昇。AI関連のサーバーやPC需要にスポットライトが当たっており、前日はアナリストが「戦術的買い」のリストに加えていた。
同社は来週30日に第1四半期決算の発表が予定されている。AIサーバーへの需要の高まりがストレージとサーバー部門を押し上げ、売上高はコンセンサス予想(216億ドル)を上振れると期待されている。特にサーバーおよびネットワーク部門は30%の成長が期待されており、リードタイムの短縮により、30億ドルの受注残が高水準で処理されている可能性もあるという。
さらに、ITワークフローにAIを追加することを検討する企業が増えるにつれて、AIサーバーの受注が拡大する余地がある。PC回復には引き続き慎重だが、サーバーとストレージ部門は回復の兆しを示すものと期待されているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース