東京株式(前引け)=反落、半導体関連など軟調
28日前引けの日経平均株価は前営業日比116円75銭安の3万8783円27銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億5407万株、売買代金概算は1兆9148億円。値上がり銘柄数は752、対して値下がり銘柄数は819、変わらずは77銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方は強弱観対立のなか日経平均が高く推移する場面もあったが、買い一巡後は値を消す展開となった。前日の米国株市場がメモリアルデーで休場だったこともあり、手掛かり材料に乏しく上値を買い進む動きは見られなかった。日銀の追加利上げ思惑が漂うなか、金融株に追い風となっている一方、ハイテク株は買い手控えムードに。半導体製造装置関連の主力銘柄は総じて売られる展開で全体指数を押し下げる形となっている。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が大幅安、東京エレクトロン<8035>も軟調。ルネサスエレクトロニクス<6723>が売りに押され、TOWA<6315>も下落した。エクセディ<7278>が急落、ニッパツ<5991>も大きく売り込まれた。半面、ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、日本郵船<9101>も上昇した。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも高い。ニデック<6594>が買い優勢。北海道電力<9509>が活況高となるなど電力株も買われたが、そのなか東北電力<9506>は値上がり率トップとなった。古河電気工業<5801>も物色人気。