ダウ先物は下落 アップルとエヌビディアは時間外で上昇=米国株

市況
2024年5月28日 22時00分

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:48)(日本時間21:48)

ダウ先物 39092(-65.00 -0.17%)

S&P500 5325.25(+3.75 +0.07%)

ナスダック100先物 18903.25(+27.25 +0.14%)

米株価指数先物市場でダウ先物は下落の一方、S&P500、ナスダック100は小幅高で推移している。アップル<AAPL>の4月の中国でのアイフォーンの出荷台数が52%増と伝わったこともIT・ハイテク株をサポートしている模様。エヌビディア<NVDA>も先週の決算後の好調な展開を継続している。

5月も最終週となったが、市場は週末に発表される4月のPCEデフレータの発表を待っている。総合指数、コアとも2.7―2.8%程度の上昇を見込んでいる。既に発表になっている米消費者物価指数(CPI)はインフレの落ち着きを示唆していたが、こちらは前回と変わらない水準が見込まれているようだ。PCEデフレータはCPIに比べて住居費のウェートが小さいことから低めに出る。FRBは住居費とサービスインフレに着目している。

強い米経済指標やFOMC委員のタカ派な発言などで、市場は長期の高金利への観測を強め、年内の利下げ期待は後退している。それでも好調な決算発表もあり、5月の米株式市場は月足陽線で終りそうだ。

ただ、市場では高値警戒感も出ており、調整が入るとの指摘も出ている。「市場はちょっとした波乱に見舞われる可能性があるが、成長見通しは依然として堅調。大きな調整までは考えていないが、多少の整理があってもおかしくはない」とのコメントも出ていた。

エヌビディア<NVDA>が時間外で3日続伸。本日はマスク氏のAIスタートアップ企業であるxAI社が、オープンAIに挑戦するために60億ドルを調達したとのニュースも株価を押し上げているという。

アップル<AAPL>が時間外で上昇。4月の中国でのアイフォーンの出荷台数が52%増に回復しと伝わった。小売りパートナーによる相次ぐ値引きが奏功したという。

化学大手のデュポン<DD>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の85ドルから95ドルに引き上げた。会社分割後を期待しているようだ。

ゲーム販売のゲームストップ<GME>が時間外で上昇。先週末引け後に10億ドル近くの増資を完了したと報告した。

(NY時間08:58)(日本時間21:58)時間外

デュポン<DD> 82.24(+1.12 +1.38%)

ゲームストップ<GME> 23.15(+4.15 +21.84%)

アップル<AAPL> 192.83(+2.85 +1.50%)

マイクロソフト<MSFT> 429.50(-0.66 -0.15%)

アマゾン<AMZN> 180.49(-0.26 -0.14%)

アルファベット<GOOG> 175.22(-1.11 -0.63%)

テスラ<TSLA> 177.06(-2.18 -1.22%)

メタ<META> 476.35(-1.87 -0.39%)

エヌビディア<NVDA> 1096.70(+32.01 +3.01%)

AMD<AMD> 167.89(+1.53 +0.92%)

イーライリリー<LLY> 811.55(+4.12 +0.51%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.