ダウ先物は下落 アップルとエヌビディアは時間外で上昇=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:48)(日本時間21:48)
ダウ先物 39092(-65.00 -0.17%)
S&P500 5325.25(+3.75 +0.07%)
ナスダック100先物 18903.25(+27.25 +0.14%)
米株価指数先物市場でダウ先物は下落の一方、S&P500、ナスダック100は小幅高で推移している。アップル<AAPL>の4月の中国でのアイフォーンの出荷台数が52%増と伝わったこともIT・ハイテク株をサポートしている模様。エヌビディア<NVDA>も先週の決算後の好調な展開を継続している。
5月も最終週となったが、市場は週末に発表される4月のPCEデフレータの発表を待っている。総合指数、コアとも2.7―2.8%程度の上昇を見込んでいる。既に発表になっている米消費者物価指数(CPI)はインフレの落ち着きを示唆していたが、こちらは前回と変わらない水準が見込まれているようだ。PCEデフレータはCPIに比べて住居費のウェートが小さいことから低めに出る。FRBは住居費とサービスインフレに着目している。
強い米経済指標やFOMC委員のタカ派な発言などで、市場は長期の高金利への観測を強め、年内の利下げ期待は後退している。それでも好調な決算発表もあり、5月の米株式市場は月足陽線で終りそうだ。
ただ、市場では高値警戒感も出ており、調整が入るとの指摘も出ている。「市場はちょっとした波乱に見舞われる可能性があるが、成長見通しは依然として堅調。大きな調整までは考えていないが、多少の整理があってもおかしくはない」とのコメントも出ていた。
エヌビディア<NVDA>が時間外で3日続伸。本日はマスク氏のAIスタートアップ企業であるxAI社が、オープンAIに挑戦するために60億ドルを調達したとのニュースも株価を押し上げているという。
アップル<AAPL>が時間外で上昇。4月の中国でのアイフォーンの出荷台数が52%増に回復しと伝わった。小売りパートナーによる相次ぐ値引きが奏功したという。
化学大手のデュポン<DD>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の85ドルから95ドルに引き上げた。会社分割後を期待しているようだ。
ゲーム販売のゲームストップ<GME>が時間外で上昇。先週末引け後に10億ドル近くの増資を完了したと報告した。
(NY時間08:58)(日本時間21:58)時間外
デュポン<DD> 82.24(+1.12 +1.38%)
ゲームストップ<GME> 23.15(+4.15 +21.84%)
アップル<AAPL> 192.83(+2.85 +1.50%)
マイクロソフト<MSFT> 429.50(-0.66 -0.15%)
アマゾン<AMZN> 180.49(-0.26 -0.14%)
アルファベット<GOOG> 175.22(-1.11 -0.63%)
テスラ<TSLA> 177.06(-2.18 -1.22%)
メタ<META> 476.35(-1.87 -0.39%)
エヌビディア<NVDA> 1096.70(+32.01 +3.01%)
AMD<AMD> 167.89(+1.53 +0.92%)
イーライリリー<LLY> 811.55(+4.12 +0.51%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース