ASTスペースモバイルが急伸 AT&Tに続き、ベライゾンとも提携=米国株個別
(NY時間10:03)(日本時間23:03)
ASTスペース<ASTS> 7.20(+1.87 +35.08%)
ASTスペースモバイル<ASTS>が急伸。同社は低軌道衛星を利用したグローバルな宇宙ベースのセルラー・ブロードバンド・ネットワークを構築する。ベライゾン<VZ>の出資が伝わった。ベライゾンは1億ドルを投資したうえで同社と提携し、宇宙からのワイヤレス接続を提供する。同社は2週間前にもAT&T<T>と同様の提携を発表していた。
この両社との提携により、米連邦通信委員会(FCC)が両通信大手に割り当てた無線周波数を利用し、将来計画中の衛星システムでスマートフォンから米国本土を100%カバーできるようになると述べた。
今回の提携は、ベライゾンとAT&Tがマスク氏のスペースXに対抗するために同じ航空宇宙企業と手を組むという異例の動きとなる。
【企業概要】
標準的な市販の携帯電話や2G/3G/4G LTE/5G、IoT対応機器への接続を提供する、低軌道衛星を利用したグローバルな宇宙ベースのセルラー・ブロードバンド・ネットワークを構築する。静止衛星システムによる通信遅延の影響の軽減や、モバイルサービスがない地域での接続提供に取り組む。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース