コールズが決算受け大幅安 既存店売上高が予想以上の減収 セフォラは好調も他が相殺=米国株個別
(NY時間14:59)(日本時間03:59)
コールズ<KSS> 20.86(-6.40 -23.47%)
百貨店のコールズ<KSS>が大幅安。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、1株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。通期のガイダンスも公表し、1株利益の見通しを下方修正しているほか、売上高見通しも下方修正した。
アナリストは「低調な第1四半期決算は同社の再建を遅らせる」と指摘。「第1四半期のセフォラ部門の売上は60%増、既存店ベースで20%増と好調だが、類似カテゴリーの減収がそれを覆い隠しており、成長回復の見込みを先送りさせている」と指摘している。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:-4.4%(予想:-1.7%)
・1株損益(調整後):-0.24ドル(予想:-0.07ドル)
・売上高:31.8億ドル 5.3%減(予想:33.4億ドル)
・粗利益率:39.5%(予想:39.5%)
・商品在庫:30.8億ドル 13%減(予想:32.4億ドル)
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):1.25~1.85ドル(従来:2.10~2.70ドル(予想:2.39ドル)
・売上高:2~4%減(予想:1%減~1%増)
・営業利益率:3.0~3.5%(従来:3.6~4.1%)(予想:3.9%)
【企業概要】
婦人・紳士・子供用衣料品、靴、アクセサリー、化粧品、寝具、玩具など一般家庭向け商品を扱う百貨店チェーンを運営する会社。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース