10万円以下で買える、財務健全&低PBR 24社【プライム】編 <割安株特集>

特集
2024年5月31日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

東証プライム上場企業では270銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる24社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは31日現在)

なお、6月2日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資 株主資本    

コード 銘柄名      金額   比率   PBR

<1786> オリエン白石  35800   68.5  0.95

<6262> ペガサス    51500   68.9  0.43

<9788> ナック     53100   60.6  0.99

<5957> 日東精     58900   61.1  0.66

<6480> トムソン    60300   63.8  0.55

<7600> 日本MDM   62200   81.0  0.64

<6445> ジャノメ    68300   67.3  0.37

<7955> クリナップ   71800   62.1  0.46

<4215> タキロンCI  73400   61.9  0.74

<3580> 小松マテーレ  73500   75.6  0.78

<9990> サックスバー  76500   70.7  0.80

<4548> 生化学     78700   88.4  0.59

<6167> 冨士ダイス   78800   79.0  0.76

<5959> 岡部      79300   70.9  0.59

<7347> マーキュリア  84100   86.5  0.98

<9474> ゼンリン    86000   65.3  0.93

<6140> 旭ダイヤ    88400   84.2  0.73

<3608> TSIHD   89100   72.7  0.69

<6118> アイダ     89600   65.2  0.63

<7820> ニホンフラ   90100   70.3  0.65

<9412> スカパーJ   91600   66.7  0.96

<4097> 高圧ガス    92000   63.0  0.67

<5408> 中山鋼     95700   68.7  0.50

<9543> 静ガス     96600   70.0  0.65

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。

※通期予想が最終赤字、無配・配当未定の銘柄は除いた。

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