調剤薬局に広い繋がりを有し調剤薬局を支援する様々なサービスを提供

材料
2024年6月3日 15時29分

くすりの窓口<5592>はメディア事業、みんなのお薬箱事業、基幹システム事業を手掛ける。メディア事業では同社は、調剤薬局・ドラッグストアといった薬局の検索サイト/アプリ「EPARK くすりの窓口」とダウンロード数が500万を超える「EPARKお薬手帳」を運営している。立地や営業日など様々な条件を指定して薬局を検索できる他、患者が医療機関から受け取った処方箋をサイト/アプリ経由で指定した薬局に送ることで、処方薬受取りの予約ができる機能を有している。同社は処方薬受取予約に応じて薬局から手数料を受け取る。みんなのお薬箱事業では同社は、薬局や医療機関を対象に「みんなの共同仕入れサービス」を展開している。薬局にとっては、同サービスを利用することで、より安価に薬を仕入れられる。加えて、AIを活用した在庫管理・自動発注システム「eオーダー」により発注の適正化を図ることで薬局の資金繰りと在庫管理にかかる業務効率を大きく改善することができ、発注の最適化により返品や急配が減少するため卸業者のコスト削減と生産性の向上にもつながっている。同社は共同仕入れを行った医薬品流通額の一部を手数料として薬局から受け取る。基幹システム事業では、レセコンなど医療機関、薬局、介護施設に必要な事務処理システムや情報システム等を販売している。

同社の最大の強みは調剤薬局との広いつながりと考える。国内調剤薬局は約6万店あるが、このうち同社の処方薬受取予約サービスを含め、同社のサービスを利用している薬局は3万店を超える。また調剤薬局・ドラッグストアの検索サイトは他にもあるが、掲載されている店舗数は同社と比較すると他サイトは断然に少なく、「EPARKくすりの窓口」は高い競争力を有している。

業績については25年3月期は売上高100億円、営業利益15.1億円を計画している。数年先には処方薬受取予約件数の増加、共同仕入れの拡大などにより、同社が重視するストック売上高200億円、営業利益50億円が視野に入ってくることが期待される。

《NH》

提供:フィスコ

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