ダウ先物は小幅安の一方、IT・ハイテク株に買い ゲームストップが時間外で急騰=米国株

市況
2024年6月3日 22時12分

米株価指数先物(6月限)(NY時間09:00)(日本時間22:00)

ダウ先物 38776(-15.00 -0.04%)

S&P500 5306.25(+10.75 +0.20%)

ナスダック100先物 18686.00(+95.00 +0.51%)

米株価指数先物市場でダウ先物は小幅安の一方、本日はIT・ハイテク株に買いが膨らんでおり、S&P500、ナスダック100が上昇している。

本日から6月相場に入ったが、IT・ハイテク株に買いが先行している。エヌビディア<NVDA>とAMD<AMD>が時間外で上昇しており、先導しているようだ。明日から台湾で台北国際コンピューター見本市(COMPUTEX)が開催されるが、同社のファンCEOがそれに先立つ基調講演で、AIアクセラレーターを毎年アップグレードする計画であることを明らかにしたことが材料視されている。AMDのスーCEOもエヌビディアに対抗すべく新製品の投入を発表した。

5月相場は終盤に急速に調整売りに押されたものの、月足では4月の下落から反発に転じている。FRBの利下げ期待が後退する中、米国債利回りが上昇し、IT・ハイテク株などの成長株は利益確定売りを強めていた。しかし、先週末に引けにかけて買い戻しが強まる展開となったことで、ひとまず安心感も出ているようだ。

ストラテジストからも年末のS&P500の目標株価を上方修正する動きも複数出ており、5500ポイントに引き上げる動きも見られている。

今週も週末の米雇用統計に向けて材料が目白押しの週となっている。本日は日本時間23時にISM製造業景気指数が発表される。

エヌビディア<NVDA>が上昇。明日から台湾で台北国際コンピューター見本市(COMPUTEX)が開催されるが、同社のファンCEOがそれに先立つ基調講演で、AIアクセラレーターを毎年アップグレードする計画であることを明らかにした。

メディア大手のパラマウント・グローバル<PARA>が時間外で上昇。エリソン氏率いる映画製作会社のスカイダンス社が同社に買収提案を行っているが、無議決権株を保有する一部株主に約15ドルで現金化できる選択肢が含まれていると伝わった。

設計ソフトウェアのオートデスク<ADSK>が時間外で上昇。先週末引け後に2-4月期(第1四半期)の暫定決算を公表。同社は調査を理由に決算報告を延期していた。通期の1株利益の見通しを上方修正した。

ゲーム販売のゲームストップ<GME>が時間外で急騰。2021年のミーム株ブームの仕掛け人とされるギル氏がレディットへの3年ぶりの投稿で、同社株のポジションを1億1600万ドル相当保有していることを示唆したことが材料視されている。

(NY時間09:10)(日本時間22:10)時間外

ゲームストップ<GME> 39.83(+16.69 +72.13%)

パラマウント<PARA> 12.75(+0.84 +7.05%)

オートデスク<ADSK> 217.00(+15.40 +7.64%)

アップル<AAPL> 192.85(+0.60 +0.31%)

マイクロソフト<MSFT> 417.00(+1.87 +0.45%)

アマゾン<AMZN> 176.76(+0.32 +0.18%)

アルファベット<GOOG> 174.15(+0.19 +0.11%)

テスラ<TSLA> 178.94(+0.86 +0.48%)

メタ<META> 468.55(+1.72 +0.37%)

エヌビディア<NVDA> 1133.26(+36.93 +3.37%)

AMD<AMD> 170.14(+3.24 +1.94%)

イーライリリー<LLY> 824.00(+3.66 +0.45%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.