ワーナーブラザース、「MaX」の広告なしプランの値上げ発表 株価には影響なし=米国株個別
(NY時間13:24)(日本時間02:24)
ワーナーブラザース<WBD> 8.26(-0.07 -0.84%)
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)はきょう、同社の動画配信サービス「MaX」の広告なしプランの値上げを発表した。Maxには現在、広告付き、広告なし、究極の広告なし、の3つの料金プランがある。
広告なしプランの料金は月額1ドル上がって16.99ドルとなり、年プランは20ドル上がって169.99ドルとなる。究極の広告なしプランの料金も月額1ドル上がって20.99ドルとなり、年プランは10ドル上がって年209.99ドルとなる。広告付きプランは月額9.99ドル、年99.99ドルで変更なし。
新規加入者には即座に適用されるが、既存加入者には7月4日以降の次回の請求サイクルから値上げが適用される。
今回の値上げは、WBDとディズニー<DIS>が両社の動画配信サービスをバンドルすることを決定したことを受けた措置。ディズニー+、Max、Huluのサービスをバンドルすることを決定した。このバンドルは、広告付きと広告なしの両方の層で利用できるようになる。
動画配信の世界で値上げが続いている。先月、コムキャスト<CMCSA>のNBCユニバーサルは今夏のオリンピック中継を控え、同社のピーコック・プラットフォームの広告付きと広告なしの両方を月額2ドル値上げした。昨年夏にはネットフリックス<NFLX>も米国と英国市場において、最も安価な広告なしの基本オプションを廃止し、代わりに安価だが広告付きのオプションと、より高価な広告なしのオプションに変更している。
株価には影響は出ていない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース