博報堂DYは急反落、25年3月期最終減益へ
博報堂DYホールディングス<2433>は急反落。4日取引終了後に25年3月期連結業績予想を発表。売上高を前期比5.6%増の1兆円、営業利益を同5.0%増の360億円とした一方、最終利益は同39.8%減の150億円とした。大幅な最終減益となる見通しを示したことが嫌気されている。
前期に特別利益を計上した影響が出る見通し。配当予想は前期比同額の32円とした。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比4.5%減の9467億7600万円、営業利益が同38.1%減の342億8800万円、純利益が同19.6%減の249億2300万円だった。前の期の大型案件の反動減や販管費の増加が響いた。同社は子会社の過大請求事案を巡り決算発表を延期していた。