九州電は3日ぶり大幅反発、国内大手証券が目標株価2290円に増額修正
九州電力<9508>は3日ぶりに大幅反発している。SMBC日興証券が4日、九州電の目標株価を1210円から2290円に増額修正した。投資評価は「1」を継続する。直近の株価の好パフォーマンスについて、半導体工場やデータセンターの新設に伴う電力需要の拡大による成長期待が出てきたことなどが背景にあると指摘。熊本県の半導体工場の稼働によって、早ければ25年3月期第4四半期(1~3月)にも販売電力量の増加などの効果が現れる可能性があるとの見方を示す。バランスシートの改善を図りながらも増配を続けられるとみて、株価は割安と判断。同証券は九州電の26年3月期営業利益予想をこれまでの1460億円から1920億円に引き上げた。