今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドル買い拡大の可能性低い

通貨
2024年6月6日 8時31分

5日のドル・円は、東京市場では154円80銭から156円18銭まで反発。欧米市場では155円72銭まで下落した後、156円48銭まで反発し、156円13銭で取引終了。本日6日のドル・円は主に156円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の低下を受けてリスク選好的なドル買いがただちに拡大する可能性は低いと予想される。

米供給管理協会(ISM)が6月5日に発表した5月非製造業景況指数は53.8と4月の49.4から上昇し、節目の50を上回った。事業活動を示す景気指数が10.3ポイント上昇したことなどが全体指数の上昇につながった。新規受注指数は上昇、価格指数は低下、雇用指数はやや改善した。ただ、市場参加者の間からは「5月の数字は予想以上に強いものの、6月以降も節目の50を維持することは難しい」との声が聞かれている。5日の米国債市場では5月ISM非製造業景況指数の改善を受けて債券利回りは一時反発したが、まもなく反落し、10年債利回りは前日終値の水準を下回った。5日時点で9月利下げの確率は上昇しており、7日に発表される5月雇用統計の内容次第では9月利下げの確率はさらに上昇する可能性がありそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.