【市場反応】ECB政策金利0.25%引き下げ、タカ派利下げでユーロ買い戻し
欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り、主要政策金利を0.25ポイント引き下げ4.25%に決定した。4年9カ月ぶりの利下げ。
想定通りの利下げとなったほか、来年の物価予測が目標値以上に引き上げられ、さらに、「いかなる政策軌道も事前に公約せず」と、今後の利下げの行方を明確化せず、タカ派利下げとの見解が広がり、ドイツ連邦債は反落。ユーロの買戻しが加速した。
ユーロ・ドルは1.0862ドルから1.0902ドルまで急伸。ユーロ・円は169円69銭から170円15銭まで上昇した。ユーロ・ポンドは0.8508ポンドから0.8524ポンドまで上昇した。
【金融政策】
・欧州中央銀行(ECB)
・主要政策金利を0.25ポイント引き下げ4.25%に決定
・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を0.25ポイント引き下げ3.75%に決定
・限界貸出金利(上限)を0.25ポイント引き下げ4.50%に決定
「ECB、いかなる政策軌道も事前に公約せず」
「ECB物価予測:2024年2.5%(2.3%)、2025年2.2%(前回2%)へ引き上げ」
「今年下期にPEPPポートフォリオ削減する計画」
「データ依存と会合ごとのアプローチへ」
《KY》