【市場反応】ECB政策金利0.25%引き下げ、タカ派利下げでユーロ買い戻し

市況
2024年6月6日 21時57分

欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り、主要政策金利を0.25ポイント引き下げ4.25%に決定した。4年9カ月ぶりの利下げ。

想定通りの利下げとなったほか、来年の物価予測が目標値以上に引き上げられ、さらに、「いかなる政策軌道も事前に公約せず」と、今後の利下げの行方を明確化せず、タカ派利下げとの見解が広がり、ドイツ連邦債は反落。ユーロの買戻しが加速した。

ユーロ・ドルは1.0862ドルから1.0902ドルまで急伸。ユーロ・円は169円69銭から170円15銭まで上昇した。ユーロ・ポンドは0.8508ポンドから0.8524ポンドまで上昇した。

【金融政策】

・欧州中央銀行(ECB)

・主要政策金利を0.25ポイント引き下げ4.25%に決定

・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を0.25ポイント引き下げ3.75%に決定

・限界貸出金利(上限)を0.25ポイント引き下げ4.50%に決定

「ECB、いかなる政策軌道も事前に公約せず」

「ECB物価予測:2024年2.5%(2.3%)、2025年2.2%(前回2%)へ引き上げ」

「今年下期にPEPPポートフォリオ削減する計画」

「データ依存と会合ごとのアプローチへ」

《KY》

提供:フィスコ

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