レーザーテクが急反発、空売り投資家レポートに対する補足説明公表で買い戻し

材料
2024年6月7日 10時06分

レーザーテック<6920>が急反発している。5日に空売り投資家で知られるスコーピオン・キャピタルがレーザーテクに関するレポートを公開したことを受け、レーザーテクは同日の取引終了後のコメントの公表に続き、6日の取引終了後にも補足説明の開示を行った。直近の受注動向を示し、製品需要は旺盛な状況にあるとしたうえで、棚卸資産を巡る会計処理プロセスに関する指摘も行った。補足説明の公表が買い戻しを誘う格好となったようだ。

同社のアクティニック EUVパターンマスク欠陥検査装置「ACTISシリーズ」に関し、同社は24年6月期第3四半期(1~3月)までのACTISシリーズの累計売上高は765億6100万円と、23年6月期通期の売上高404億3500万円をすでに大きく上回り、更に受注高は684億600万円と同じく前期の通期受注額553億7500万円を超過していると言及。また、完成品を意図的に計上しないといった不正会計への疑義がファンド側から示されたことについては、レーザーテクの販売は検収基準で行っており、一般的な会計基準から、検収前までは製品ではなく仕掛品と認識していると指摘した。そのうえで、仕掛品在庫の販価下落などの影響は、実地棚卸や長期滞留在庫調査といった作業を通じ、適正に在庫評価に反映していると反論した。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.