株価指数先物【昼】 トレンド転換となる13週線水準を意識

市況
2024年6月7日 12時00分

日経225先物は11時30分時点、前日比90円安の3万8670円(-0.23%)前後で推移。寄り付きは3万8620円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8635円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。その後はロング優勢のなかで3万8760円まで買われ、プラスに転じる場面も見られた。ただし、同水準に位置する13週移動平均線が心理的な抵抗となるなか、終盤にかけてはショート優勢となり、3万8550円まで売られた。もっとも、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られ、売り一巡後は3万8700円辺りで下げ渋る動きとなった。

日経225先物は、25日線(3万8590円)を下回る局面においては押し目狙いのロングが入りやすいようだが、13週線(3万8780円)水準ではショートの動きとなり、オプション権利行使価格の3万8500円から3万8750円辺りの狭いレンジでの推移である。週末要因や米雇用統計の発表を控えるなか、後場も膠着感の強い相場展開が見込まれるだろう。ただし、ロングの積み上がりは限られる一方で、若干ながらショートに傾いていると考えられ、ポジションをニュートラルに調整する動きのなかで、13週線を捉えてくる可能性はあるだろう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.02倍に低下した。一時14.04倍に上昇する場面もみられたが、同水準に位置する25日線が抵抗線として意識されている。スプレッド狙いの動きは取りづらいだろうが、ニュートラルに調整する観点からは、NTショートを巻き戻す動きが入りやすいだろう。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.